遺産分割協議書を作成してしてしまいましたが,内容が腑に落ちません。遺産分割協議のやり直すことはできますか。

Q&A 遺産分割のQ&A

質問遺産分割協議書を作成してしてしまいましたが,内容が腑に落ちません。遺産分割協議のやり直すことはできますか。

きちんと相続人全員で遺産分割協議を作成している場合には,原則として,遺産分割協議のやり直しはできません。
ただし,
・遺産分割協議の際に,相続人の一部が漏れていた場合
・親子とともに相続人であるにもかかわらず,その親が親権者として子を代理して遺産分割協議を行った(利益相反)場合(この場合には,子について特別代理人の選任が必要です。)
・相続人の一部が,遺産分割を行うために必要な意思能力を欠いていたにもかかわらず,そのまま遺産分割協議がなされた場合(この場兄は,意思能力がない相続人について成年後見人の選任が必要です。)
には,特別代理人・成年後見人の選任等の必要な手続きをとって,改めて相続人全員で遺産分割協議をしなければなりません。
また,
・相続人全員が遺産分割のやり直しに同意をした場合
・遺産分割の際に,重大な財産の漏れがあり,その遺産の存在を知っていれば,遺産分割に合意をしなかった認められる場合(錯誤無効の場合)
・遺産分割をするにあたって,強迫が行われ畏怖したり,騙されたりして遺産分割協議書に調印したとして,強迫・詐欺による取消が認められる場合
には,遺産分割協議のやり直しをすることができます。

-Q&A, 遺産分割のQ&A

お問合せ
初回相談60分無料
遺言書無料診断

関連記事

相続人以外の人が寄与分を主張することはできますか。

特別の寄与の主張というのは,本来,相続人のみが主張できるものです。 これに対して,平成31年の相続法改正により,特別寄与者による特別寄与料の請求という制度が新設されました。これは,被相続人に対して無償 …

遺言書がある場合には、遺言書と異なる遺産分割はできないのですか?

遺言書が存在している場合には,原則として遺言書に拘束されますので、これに従って相続をすることになります。 ただし、相続人全員が遺言書とは異なる遺産分割の仕方をすることに合意した場合には、改めて遺産分割 …

遺産分割協議が成立した後,新たに見つかった遺産はどうなるのですか。

これは,遺産分割協議書でどのようなどのように決めているかということによります。 私達が遺産分割協議書を作る場合には,後日発見された財産をどうするかということも条項に入れます。方法は大きく分けて2とおり …

認知症の疑いがあっても遺言できますか?

認知症の疑いがあっても、遺言書を作成できる可能性は十分にあります。 遺言を作成するためには、自身の財産や権利・身分関係がどうなっているのかを踏まえて、誰に何を相続させたりどういう効果を発生させるのが良 …

遺言書の内容に納得できない場合はどうすれば良いですか。

「遺言書がある場合には,遺言書と異なる遺産分割はできないのですか?」でも述べたとおり,原則として,遺言書と異なる遺産分割はできません。 もし,遺言書の内容があなたの遺留分を侵害しているということであれ …

お問合せフォーム ルネサンス電話