遺留分とは、一定の相続人に認められる最低限の相続分の割合のことをいいます(民法1042条)。
遺留分侵害額請求をできるのは、兄弟姉妹以外の相続人、すなわち、子と直系尊属(父母)です。
基本的には,本来の相続分の2分の1。
ただし、相続人が直系尊属のみの時は3分の1
となっています。
例えば、被相続人の相続人が長男、二男、三男の子供3人で、長男に全ての財産を相続させるという遺言書が存在しているとして、二男が遺留分侵害額請求権をした場合、請求できるのは、相続分3分の1に2分の1を乗じた6分の1です。